オザミというレストランを一度は前を通ったことがあるという女子は多い。まっすぐ行くとハリーウインストンがある。銀座1丁目界隈では知らない人はいないだろう有名なフレンチレストランで、1階がプチオザミ、2階がレストランオザミとなっている。さて、女子がどんな反応をするかが楽しみである。
爆発寸前の銀座のOLを元気にさせるランチ
ご機嫌斜めな女子社員がいる。なんで?
「私がミスしたのではないのですが、私の責任になりました」
「誰が押し付けたの?」
「決まってるじゃないですか。高学歴で使えない課長です」
なるほどな。
また、あやつは下に責任をなすりつけたな。
そこで、ランチをとりながら事情聴取をすることにした。
「おい、行くぞ」
何も言わずに財布を持って会社のゲートに向かうから怖い。
道を歩くなり「あの、バカ課長を飛ばせませんかね。1日に何回も同じことを聞いてくるのです」
「美味しいご飯食べながら話を聞くよ」と言って歩いて行く。
プチオザミじゃないですか?
会社に行く前に「このお店は美味しいのかなと思いながら歩いていました」と急に元気になる。
このビストロは自社ビルの中にある。
フロアが2階、3階に上がるとメニューも変わり価格も上がる。
最もお手軽で美味しいのが1階である。
歌舞伎座の裏にある「パリのワイン食堂」の姉妹店である。というか本店である。
さて、入りますか?
予約してあるからね。
と言って階段を登ると怒っていた女子社員は笑顔になっていた。
「あのですね。このお店のランチを食べたかったんですよ」
さっきのお怒りはどこに行ったのだろうか?
キッシュに田舎風のパテだろうか?オリーブの酸味と塩加減が最高に感じる季節になった。
前菜が出てきた瞬間に女子は笑顔に確実になる。
そして、食べながら「あの、さっきの話ですけどね」と
愚痴が続くのである。
笑顔で愚痴られるとなんともいえない気分になる。
そんなこんなで話を聞きながら時間が過ぎて、メインがやってきた。
女子が大好きな鴨である。
鴨が来たらお話は、「鴨はですね、、、、」と鴨に変わった。
自家製のパンのおかわりをどんどん頼む女子に特別に、エシレバターをつけた。
エシレバターをつけただけで、女子は大喜びである。
牛の頬肉をオーブンで焼いてもらいちょいと煮込んでもらった。
「それも美味しそうですね」という。
それって「私によこせ」と言っているのであろうな。
なので、鴨と交換ではなく、頬肉1個を差し出すことにした。
ついでに桃のデザートをつけてあげたら、ご機嫌は良くなりましたね。
「あの、アホ課長と呼ばないで、文句があるなら堂々とみんなに聞こえるように抗議しなさい」
「いいんですか?」
「仕事でぶつかるのはいいですよ」
「あ、そうですか。それなら、ほっとしました」
と元気溌剌と帰社する。
当然、その日の夕方には戦争が始まるのである。
なかなか、頼もしいことだ。
プチオザミへのアクセス
050-5593-6126
東京メトロ銀座一丁目駅 6番出口 徒歩1分
JR有楽町駅 国際フォーラム口 徒歩2分
東京メトロ有楽町駅 D9出口 徒歩1分
営業時間
ランチ平日11:30~15:30 14:30(L.O)
ランチ土日祝11:30~16:00 15:00(L.O)
ディナー平日17:30~21:00(L.O)
土日祝日17:00~21:00(L.O)
日曜営業
定休日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
カード可
電子マネー不可
PayPayは可
子供は小学生以上可能
ランチのコースが食べれる子供に限る