銀座のお鮨屋さんは何軒あるのか?鮨わたなべの大将の話では「銀座には390軒ぐらいのすし屋さんがありますよ」とのこと。そのお鮨屋さんの中で最高峰くらすのお鮨を食べれるのが、「小笹すし」出そうな。そんな話を聞いてきた、女子から「連れてって」と言われたから行ってきた。
銀座のお鮨屋さんを制覇したい3児のママ
仕事でよく助けてもらっているモデルさんから、電話がきた。「ねえ、お鮨食べたい」と聞けば「いいよ」と二つ返事で予約を入れた。
恐ろしいのは、お昼も予約がないと入れないのである。「え、その日はちょうど2名さまなら入れます」と言われたのは、3週間前に予約した電話で言われたこと。
銀座の名門は違うな。
で、忘れずにiPhoneに予定を入れてワクワクしながら仕事をしていた。
小笹すしは、銀座にあった老舗のお鮨屋さんで、実は創業店は後継者がいなくて閉店した。暖簾分けした下北沢の「小笹すし」が銀座に小笹すしを残さなければと、弟子が奮起して銀座の店を引き継いだのだと。
場所がまた渋い。が
銀座の出世街道と呼ばれる、ビルとビルの谷間の小さな路地の中にある。知らないとこれない。しかも、この出世街道には美味しい料理店がたくさんある。
新橋駅から入り込むと、出世街道のゴールは「クラブNanae」である。そう、あの有名な「ななえママ」のゴージャスなクラブがある。
昼間の出世街道は薄暗く、昼とは思えない小径である。そして、そこにほのかに光る看板が出てきた。
小笹すしに入店
えーやん。この光具合がたまらないのである。
店に入ると、「ご予約2名さんね」と言われた。よく見ると常連さんが一人楽しく鮨を食べている。複数人できているのは、私たち2名のみだった。
「お飲み物は?」と聞かれて「お茶」と答えると、「握り2人前」と注文が同時に入る。酒飲まないからつまみは必要ないよね。
さて、小笹すしの技を食べようかな。
「ねえ、私ね、銀座のお鮨屋さんを制覇するのが目標なの」と言い出す。これには、小笹すしの職人さんも笑っていた。
隣の常連さんが「全部行く必要はないよ。銀座の鮨屋でも偽物はたくさんあるから、美味しいお鮨屋さんを行きましょうね。チェーン店は除外でね。あとね、夜しかやっていない鮨屋がほとんどだからね」と教えてくれた。
平目から始まる「小笹すし」にランチコース
シャリは素晴らしく銀に輝く。平目はこの季節が一番美味しい。
2月の平目が美味しいのは、よくわかっている。夜は、一人で寿司食べに行こうかな?
と思っていると、また次もいいネタが登場した。
鯛が好き。というか白身を最初に羅列してくるのがいい感じ。
めちゃいい締まり具合でした。塩で食べたい気分だったけど、お茶と寿司だからな。
お嬢様はこれに大感激していた。「カワハギの肝付き」しかも煮切りに紅葉おろし。
カッコいい。
サヨリの昆布締め。しかも超軽くしめているのが素晴らしい。
いい昆布使っているのだろうな。
ここまできてから、コハダが登場したのです。
いい感じです。
と思っていると、
またもや、コハダが登場。
このコハダは締め方が違うのだろうか?
コハダが大好きな江戸っ子のお姉さんは「うまい」といいなが食べてましたね。
季節ものですね。大間のマグロです。赤身が美味しいお鮨屋さんが本当の鮨屋だと爺ちゃんに教え込まれてきた、お姉さんはこれまた「うまい」と大満足そうです。
結構淡白な素材が続いたかなともったところで「真打」登場です。
大間の大トロ
口の中でとろけていく、「大間の大トロ」は絶句ものです。
心の中では「銀座のトップレベルはすごいな」と思いつつ次のネタを待っているのです。
鮑だよ。
ここで鮑がきた。
さすがです。
口の中は、海の香りがいっぱいに広がります。
こういう時は、「ひやいっぱい」と言いたいけど、仕事があるから我慢です。
究極の戻り鰹だね。
初鰹なのかな?
これ食べたら昇天したくなる「煮蛤」です。
煮蛤がない店は「江戸前」という暖簾はあげるなと言っていたのは、千住の名店の親方だそうでなんとも言えぬ、蛤ですよ。一貫3500円払っても食べたいな。
すげーわざだ。
イカがここで登場したということは、終わりが近いな。
なんて肉厚なイカなんだよ。
赤貝大好き。フレッシュな赤貝は、ほんとにうまい。
フィナーレを飾る、「あなご」1本丸ごと出てきたよ。
これはうますぎるでしょ。
お店を出てから、お鮨大好きなあ姉さんは「小笹鮨」を超える鮨屋さんを探そう。
とやる気満々。
ちなみに、一人だいたい15,000円ぐらいです。
これは、はっきり言って安いです。
しばらく、通うかもしれないな。
小笹すしへのアクセス
東京都中央区銀座8-6-18 第5秀和ビル 1F
電話 03-3289-2227
営業時間
【昼】 12:00~14:00
【夜】 17:30~22:00
定休日
日曜・祝日
カード可
全席禁煙です。